若年性乳がんのほほん闘病記

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zoom RSS 『おまけ編』その24

<<   作成日時 : 2010/12/10 02:18   >>

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私は、入院したメイン病院を単なる宿泊先と考えていた。
そこからタクシーで大学病院に通院。


ところが、入院したなり採血。
その後も4回ほど続いた。
意味不明なレントゲン検査は2回。
一体何のため


一日目、メイン病院で採血。
二日目、大学病院で採血。
三日目、再び大学病院で採血。


左腕の同じ場所から毎日採血される為、紫色に腫れ上がった。
只でさえ血管が細く血液が取りづらい上、右腕が使えないので
苦労していた。
このことを大学病院側に伝えると、次回から一回で大量を血液を採血
してもらうことになる。
それでも、献血するよりは少ない量なので安心して良いとのこと。


抗がん剤が効かない今、免疫治療に頼っている。
もし、全六回終わった後、更新出来なかったら・・・
不安から調べてみると、「温熱治療」なるものをあることを知った。
以前、入院した時、同室の方から聞いたことがある。


病院にTELしてみると資料を送ってくれた。
治療を受ける前に、一度セカンドオピニオンを受けなければならないらしい。
大学病院の先生にお話しして小冊子をお見せすると、翌日データとお手紙、
そして私用に先生が調べて下さった資料を一式いただいた。
迅速な行動。


テーブルの上に置いてあった温熱治療の資料を見て
朝の回診で、若手の先生が口を開いた。


若先生:「うちの病院が赤字になるので、この治療は受けられません」
私:「はぁどういう事ですか
トンボ先生:「ここに入院中は、他の病院の治療は受けられないんです」
私:「入院してなければ良いんですか?」
トンボ先生:「はい」
私:「入院中にセカンドオピニオンには行くつもりですが、
   治療は退院してからの予定です」
トンボ先生:「セカンドオピニオンなら、保険が関係ないので大丈夫のはずです。
        ピエール先生に伝えておきますので」


驚くことに、昨年出来たことが、今年は出来なくなっていた。
国の医療制度が変わり、包括制度というものになったらしい。


私がメイン病院に入院しながら他院の治療を受けると、メイン病院が
医療費を負担することになるらしい。
私が支払っても、それとは別に支払いがあるそうな。
ややこしい。
治験やセカンドオピニオンは、保険負担が無いので該当しないとの事。


それにしても、昨年メイン病院に入院しながら△△病院に
放射線治療に行っていたのがウソのようだ。
あの時は、外来通院しようとしていた私を、
二つの病院の医師達が話し合って入院をすすめられた。
今となっては、「赤字になるから他院で治療を受けるな」と言う。
理解するのが難しい・・・。


当初、地下鉄とタクシーで行くつもりでいたのだが、
友人が送り迎えをしてくれる事に。
彼女からのお見舞いの品。
超個性的



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画像


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とても期待していた温熱治療。
1時間半にも及ぶ面談。
大学病院医師からの質問事項を出してみたが、
あっけなくけられ答えてもらえなかった。
理由は、他の一般的な治療とは違うから。
だから、聞いているのに。


私もいくつか質問を用意してきたが、こちらも却下。
理由は、100%は無い。体験してみないとわからないといった内容。
何じゃそりゃ


最後を
「私の家族が癌だったら温熱治療を受けさせます」と締めくくった。
何の説得力もない。
これで1万3000円。
ボリかな・・・
更に「またセカンドオピニオンに来たらいい」とまで言ってきた
もう二度と行かないよ。
残念な結果に終わる。


あまりに嘔吐がひどいので、
オキシコンチンからデュロテップパッチに変えてもらった。
腕などに貼れるシールのような麻薬。
三日に一度貼りかえる。
このお陰で、少し吐き気が抑えられた。
ただ、これだけでは痛みがおさまらないので、レスキューとして
オキノームを1日3回飲む。苦い粉薬。


メイン病院に入院すると、毎日貼りかえるフェントステープに変わった。
こちらでは、このテープしか扱っていないそうだ。
粉薬が飲みずらい事を話すと、オプソという液体の麻薬を出してくれた。
それでも、やはりこちらも苦い。
師長さんからアドバイス。
「薬を飲んだ後に水を飲むと更に苦さが増すので、
オレンジジュースを飲んでください」


飲んでみると、確かに!
オプソ自体が、グレープフルーツの皮をかじったような味がするので
中和されるようだ。
麻薬を飲んだことがないのに的確なアドバイス。
さすが師長さん
外出時、水がなくても飲めるようにと思っていたオプソだったが、
水よりオレンジジュースを探す方が大変。
これなら、苦いけどオキノームの方が良いのかも・・・。


自宅にいても、食事・トイレ・お風呂の時と、病院へ通院する時のみ
起き上がる生活。
十勝には友人はいないが、入院する二日前突然高校の友人が
自宅まで来てくれた。
おそらく6年ぶりぐらい。
病気になってからは初の対面。
見た目変わらない私に友人は喜んでいたが、体内はボロボロ。
私を気遣う両親に少し驚いているようだ。


十勝へ帰ってしまった上、近頃の体調の悪さで誰にも会えないでいたが、
札幌の病院に入院すれば友人が会いに来てくれる。
痛みや呼吸苦の不安があっても、院内なら安心。
学生時代の友人から病友まで10人以上が来てくれた。
久しぶりのおしゃべり。
お腹から笑う。
食べられないので、手土産は前もって断っていた。
友人達と過ごした楽しい時間が元気をくれる。
入院時だけの醍醐味。
少しは、良いこともなくっちゃ。
入院して良かった〜。


退院する前夜、消灯時間がせまる中、歯磨きと洗顔をしようと
洗面所へ行くと、体格のよい見知らぬおば様が話しかけてきた。
聞くところによると、妹さんが乳がんでステージV。
「退院する時は、裏口から」と言われているとか・・・
妹さんに付き添う為に、東京からわざわざいらしたらしい。
私が同じ病気で同じステージだと聞いて親近感が湧いたのか、
色々と聞いてきた。
そして、驚いて「奇跡の人みたい」と喜んだ。
しまいには、妹さんに是非会ってほしいとの事。
私は、その方の相手をしながら歯磨き・洗顔を急いで終わらせ、
コンタクトも外した。
時間は消灯3分前。
ギリギリセーフ。


その日は時間がないので、翌朝お部屋に伺う約束をして、
部屋番号を聞いた。
朝食前に顔を出したかったのだが、朝当番の看護士さんが来るのが
遅くて待っているうちに8時になってしまう。
食事を済ませるといつもの流れ。
片付け→薬→歯磨き&洗顔。
加えて、着替えにメイク。
それに荷造り。


準備しているうちに、まる&コロンが現れる。
そのうち弟も登場。
退院時の荷物を運ぶ為に、仕事をこの日に合わせてくれた。
2人に事情を話し、昨夜の患者さんの部屋を訪れる。


お話に聞いた限りでは、肺と喉の二ヵ所に転移したとの事だったので、
箇所数では私の方が多い。
でも、お会いしてみるとたくさんの管につながれ、ベットに寝たきり。
お話しも出来ないように見えた。
妹さんと会わせたがっていたおば様は、とても喜んで迎え入れ、
私を紹介した。
ご本人は、瞬きをしながらこちらを見ている。
5分くらいで部屋を出た。
おば様は泣きながら飴とティッシュをくれる。
理由は分からない。


まる達と荷物を持って病院を出る寸前、
玄関でまたおば様と鉢合わせ。
私は一言あいさつ。
その後は、コロンの手を引いてタクシーへ。
まると弟に何やら、おば様が話しかけている。
後で聞くと、「お姉さん、女優さんみたいね」と言っていたそうな。
おば様からすれば、妹さんにもそのぐらい元気になってほしい
という願いが含まれていたのだろう。


こんなにも褒め称えられたのは、病気になってから初めて。
見た目だけでなく、治療の成果で本当に元気になりたい。
日々のもやもやしたこのしんどさから早く解放されたい。
希望を持ち、前向きに


次回は、入院しないで免疫治療を受ける予定。


*********************************


先週、私は十勝の病院に入院してしまった。
退院は、いつになるのかわからない。
無期限の入院期間。

免疫治療を終え、なぜ今入院しているのか、
まるに代筆してもらい、お伝えしたいと思う。

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
更新お疲れ様です。
医師も国の制度に振り回されているのだと思いますが、結果として患者さんに負担がかかるのは本当に腹立ちますね。
「女優さんみたい」といわれる橘さん、すごいですね。
きっと、他の患者さんたちは橘さんからたくさんの癒しをもらっているのだと思います。
整体サイボーグ
2010/12/10 13:39
(○´・ω・`)っ。:+.Good Evening.+:。

久々に更新して頂いて嬉しく思います。
現在は免疫治療を終えて十勝の病院に入院されてらっしゃるのですか?
国の医療制度が変わり昨年出来たことが今年は出来なくなるなんて本当に残念です。
でも『希望を持ち、前向きに』と免疫治療を受けられる橘さんお気持ちが叶う様に祈っています。
お友達からの超個性的なお見舞いの品々が楽しくって心を癒されます。
御無理をなさらずに日々をお過ごしくださいね。
いつまでも応援させて頂きます。
こころ
2010/12/10 19:22
こんにちは。
医療制度が改正される度に戸惑いと腹立たしさがでますね。
国は私たち国民をどう考えているのかといつも思います。
また入院されているとのことですが、無理をなさらないようにして下さいね。
楽しいお友達ですね。
笑いは免疫力UPに繋がるそうです。
笑うことを忘れずに日々を過ごしましょうね。
岩本良
2010/12/12 16:25
橘さん 更新有り難うございます。

吐き気と痛みが ハンパなく橘さんを襲っていて 大変苦しい状況だったことが改めてわかりました。

でも 女優さんみたいねと言われるぐらい、身体は痛みでボロボロなのでしょうが、見た目は普通の健康な人以上に 美しく 凛とされていらっしゃるのでしょうね。

ゆきさん情報によると 橘さんは 本当にお綺麗なかたで 全然見た目は元気そのものだったと…。

橘さんがおっしゃるように、見た目だけでなく、免疫療法の成果があらわれて 身体の中から 一日も早くお元気になられますように祈り続けています。

でも、免疫療法がすみ、退院された橘さんが今、十勝の病院に入院されていると書かれてあったので、すごく心配で何だか落ち着きません。

一体どうなっているのでしょう…。マルさんからの 更新をお待ちしています。

橘さん、みんなは橘さんの応援団ですきっと良いことがあると信じています頑張りすぎるぐらい頑張ってきた橘さんだけど、みんなの為にも 頑張って下さい
こぶくろ
2010/12/13 10:52
こんばんは橘椿さん。

私も椿さんの応援団に入団希望しまっす。
女優さん!!お綺麗な方なんですね
前回の記事で書かれていた、同室の方から真似されたり、意識されたりする件も何だか納得。
入院、心配です。クリスマスとお正月は退院して楽しく過ごされることを祈ってます。
もなか
2010/12/14 00:34
椿さん、更新記事読んでいていつもうれしくなります
そちらの寒さはこちらとは比べ物にならないくらいのものなんでしょうね。
そんな福岡でも昨日初雪がふりました
めったに積もらない雪なので子供たちは大はしゃぎでした。

本当に…周りから見れば椿さんはきれいでとても病気とは思えないくらいお元気にしているんだと思うと本当に頭が下がります。
吐き気や痛み…大丈夫ですか。
まだ入院しているのでしょうか。
無理しないでゆっくりいきましょうね
まき
2010/12/17 16:51
整体サイボーグさん、こんにちは〜
久しぶりに外泊させてもらい、
自宅に帰って来ています。
この出来た開き時間に、早速お返事を書かせて頂いている訳です。
やっぱり自宅は、良いですね〜
国の決められた医療制度についれてはよくわかりませんが、少しでも患者にとって良い方向に転がってほしいのが正直な気もちです。
女優の件は、入院中と退院する時がギャップがあり過ぎてつい言ってしまったのかな・・・と。
皆さんも元気になれるなら一石二鳥ですね
橘椿
2010/12/19 10:19
知らないうちに、制度が変わっており驚いております。きっと、いままでも来ような感じで変わってきたのでしょうね。
今度は、何がどう変わるのでしょうか・・・
友人からのユニークなお見舞いに笑いながら、治療に前向きにやっていきたいと思っています
橘椿
2010/12/19 10:32
↑ ↑ ↑ ↑ ↑

こころさんへ対するメッセージだったのですが、
お名前の記入を忘れてしまいました〜
ごめんなさい
 
橘椿
2010/12/19 10:40
岩本良さん、こんにちは〜
昨日は激しい吹雪でしたが、
本日は穏やかに晴れています。
昼寝がしたくなりますね
無期限の入院期間や、痛み、吐き気が私から笑顔を奪いますが、何とか希望を捨てずに明るく過ごしたいと思います。
楽しんで出来ることをやるとか
橘椿
2010/12/19 10:51
こぶくろさん、
いつもながら応援コメントありがとございます
ゆきさんは、常に褒め過ぎなぐらいな方ですからそのまま受け取らないで下さいね〜
私の目標が、癌患者に見えないことですから、
達成したということで喜ばしいです
今後のことは、まるにお願いしようと思っているので、お知らせは年末から年始になるかもしれません。
もしかすると、もう少し後になるか・・・
お待ち下さいます様、よろしくお願いいたます。
橘椿
2010/12/19 11:18
もなかさん、こんにちは〜
いつの間にやら、応援団が
びっくりしています
退院は今のところ、待ったく決まっていません。
外泊はさせて貰えるそうなので、
クリスマスやお正月ぐらいは自宅で過ごしたい
と思います
橘椿
2010/12/19 11:33
福岡にも、初雪が降ったのですね〜
やはり12月は、冬。
お子さんも喜んでくれると、嬉しくなります
最近では身支度にもエネルギーを奪われ大変ですが、外出や退院時は力が入ります。
やれる程度で頑張ります
橘椿
2010/12/19 11:53
その後体調はいかがですか?昨年乳がん患者になり橘椿さんのブログに勇気をもらっていました。体調が少しでも回復されていますように。
まさえ
2011/01/12 23:34
橘さん、おはようございます。
今現在、入院していらっしゃるのですか。驚きつつ、心配をしています。もし、まるさんがこちらをご覧になられていましたら、どうぞよろしくお伝えください。
橘さんの痛みや苦しみが少しでも和らぐように、パワーを送りますね。また、お友達がたくさんお見舞いに来てくれますように!皆で応援しています。
りら
2011/01/13 10:03

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