若年性乳がんのほほん闘病記

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zoom RSS 『おまけ編』その18

<<   作成日時 : 2010/03/22 00:43   >>

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先日、同じ病院の癌友より連絡があり、つっちー先生の転勤を知った。
全身検査が終わったので、すぐに放射線科外来予約。
いらっしゃるうちに、今一度お会いしたい。


つっちー先生:「今日は、どうされたのですか
私:「手術が終わってしまったのですが、ずっとお聞きしたいことがあったので。
つっちー先生がNEW主治医に脳外科への話を薦めて下さったんですよね
つっちー先生:「いいえ、私は何もしていません」
私:「つっちー先生との診察の後、あんなに脳外科受診を反対していた主治医が
あっさりとお手紙を書いてくれたんです。
てっきり先生がお電話して下さったのだと思っていました」
つっちー先生:「でも、本当に脳外科へ行って良かったと思いますよ」
私:「私もそう思います。ありがとうございました」
つっちー先生:「体調は、如何ですか
私:「お陰様で、今は頭痛も治まって、以前と殆ど変わりません。
合併症もありませんし」
つっちー先生:「そうですか」


私の思い過ごしだった。
聞かなければ真実はわからないもの。
確認出来たので、サッパリした。


つっちー先生:「最近、全身検査をされたのですね
私:「はい。頭の方は、脳外科主治医にお任せしているので
外科では検査していません」
つっちー先生:「骨は、特に変化がありませんね。
肺の水は、多分1リットルぐらいあると思いますよ」
私:「1リットルですか結構溜まってますね」
つっちー先生:「主治医があなたを治療しています。
この事実は揺るぎませんから」
私:「ところで、先生は三月いっぱいで転勤すると聞いたのですが・・・」
つっちー先生:「どうして知っているのですか
今からお話しようと思っていました」
私:「つっちー先生の患者さんから、私にメール連絡が来たんです。
全身検査が終わったらお会いしたいと思っていました。
どちらの病院に行かれるのですか
つっちー先生:「○○大学病院です」
私:「先生、良かったですね〜
つっちー先生:「どうしてそう思うのですか
私:「札幌ですし、○○大学病院ですよ〜
先生にとってどちらの病院が良いのかはわかりませんけど・・・」


地方の病院に転勤になると思っていたので、
転勤先が○○大学病院だと聞いて、
先生が出世されるのだと単純に思って喜んだ私だったが、
つっちー先生の笑顔が消え不本意だったことを知り複雑な思いがした。


つっちー先生:「放射線女医には、また電話したんですか
私:「あれ以来連絡していないので、
私が頭の手術をしたこともご存知ありません。
ご連絡しようと思った頃、つっちー先生の転勤話が転がり込んで来たので、
お会いした後にお手紙を書くつもりでいました」
つっちー先生:「今後電話でお話しするのであれば、
私でなく放射線女医とお話してもらっても同じだと思いますし、
ここの病院内でやり取りしたいという事であれば、後任の医師に引継ぎしますよ」
私:「出来れば引継ぎをお願いします」
つっちー先生:「○○大学病院から来る医師なので、知識も豊富だと思いますよ」
私:「そうなのですか
つっちー先生:「都会にいると、色んな技術が身に付けられますからね」
私:「先生、今までどうもありがとうございました。
放射線女医のお知り合いということで、とても頼りにしていました。
色々と助言を頂いたり、精神的にもとても助かりました」
つっちー先生:「私からは、抗がん剤治療を頑張って下さいとしか
言いようがありません。今までも、ただお話して来ただけですけど」
私:「先生がいらっしゃる間に、また顔を見に来ますね」


十勝へ転院してから、全身検査の度に放射線科の診察を自主的に受けて来た。
笑い方に特徴があり、心和むキャラクターの医師。
後任の先生は、どんな方だろう。


脳外科での、退院後初のMRI検査。
術後診られなかった白い影が現れたという。
脳外科主治医のお話では、放射線治療の影響ではないかとのこと。
4月まで様子見となる。


強い期待を寄せていたジェムザール。
気合を入れ、服もバックもタイツの果てまで新しい物を身に付けた。
ネイルもバッチリ
今度こそという気持ちで、化学療法室へ。


私:「今日からジェムザールなんですよね〜」
看護士:「ちょっと待って下さい。ナベルビンのままになってますよ」
私:「えっっ
看護士:「ごめんなさい。こちらで気が付くことが出来れば良かったんですけど、
ジェムザール確定の支持が先生から来ていなかったので」
私:「先生にお話すれば、ジェムザールに変えて頂けるんですよね
看護士:「いいえ、出来ません。当日のオーダー変更は出来ないんです」
私:「・・・」


外科の診察時、そのことをNEW主治医に伝えるとガックリされていた。
一番乗り気であった先生ご自身が、オーダーミス。
当日の治療は中止になり、翌週へ延期。
かなり気合を入れて来ていたので、拍子抜け。


一週ずれてしまったが、無事治療を開始。
髪も抜けず、激しい吐き気も無かった。
ナベルビンは、治療後三日間は味覚障害が出たり、
点滴前後の薬の匂いが気になったりしていたが、ジェムザールにはそれが無い。
治療後二〜三日微熱が出る程度。
副作用を恐れていたが、辛い症状は特に無いようだ。
せっかく伸びかけて来ている髪が抜けるのは、もうごめん。
ホッと一安心。


札幌でのPET検査について話すと、
NEW主治医より自分で電話予約するよう言われる。
医療連携されていない病院らしい。
お話していくうちに、その検査機関の医師が
主治医のお知り合いだということがわかった。


NEW主治医:「前回のこともあるし、私が予約入れますよ」
私:「前回って何ですか
NEW主治医:「ジェムザールです」
私:「あっはっはっはっは〜


色々揉めたが、NEW主治医が全て段取りして下さることになる。


久しぶりの札幌。
ジェムザールに変わったことや免疫治療の件もあり、
腫瘍内科医であるピエール先生にお会いしたくメイン病院へ。
約一年ぶりの再会になるが、相変わらず若々しくて50歳には見えない。
笑顔で迎え入れてくれた。


ピエール先生:「久しぶりだね」
私:「ご無沙汰していました」
ピエール先生:「頭どうなりましたか
私:「話を聞いたのですか
ピエール先生:「いいえ、聞いていませんよ」
私:「さすが、先生ですね」


お会いして一言目に頭の話が出たので、
放射線女医から話を聞いたのだと思ったのだが違っていた。
ピエール先生のご経験から、脳腫瘍のその後の状態を気にされていたらしい。


ピエール先生:「手術しましたか
私:「はい。昨年12月に手術しました」
ピエール先生:「札幌のどこの病院ですか
私:「十勝の凸凹病院です」
ピエール先生:「十勝で手術したんですか
私:「はい。放射線治療後、腫瘍が小さくなり掛けていたのですが、
秋頃からまた大きくなり出しまして脳外科で診て頂いたんです。
あっという間に手術することになって、取り出しました」


カルテを開いてはいたが、
それとは別に白い紙が用意されており私の話を書き込み出した。


私:「転院してからすぐにタキソールを治療して、その後の全身検査で
胸水が溜まっていることがわかりナベルビンに変更になりました。
頭の手術の為一時中断していましたが、治療再開後の全身検査で
更に水が溜まっていることがわかり、最近ジェムザールになったところです」
ピエール先生:「効いていない以上、薬を変えるしかありませんからね。
ジェムザールは保険適用になったので、堂々と使えるようになりました」
私:「今後どんな治療が考えられますか
ピエール先生:「TS-1、ゼローダ、イリノテカンの組み合わせです」
私:「髪の毛は抜けませんか
ピエール先生:「そんなに強いお薬ではないので、大丈夫です」
私:「私の友人がTS-1の副作用に耐えられなくて
治療を止めてしまったのですが、
飲み薬でそんなに強い副作用が出るのなら続けられませんよね」
ピエール先生:「人によりますよ。それに飲み薬とはいえ抗がん剤ですから、
何かしらの副作用は当たり前です」


ピエール先生は、三種類の抗がん剤の冊子を下さった。


私:「今の主治医が、○○大学病院の免疫治療を考えており、
その場合、二週に一回札幌へ通院するようなんです」
ピエール先生:「お金は掛かりませんけど、効くか効かないかわかりません。
使える抗がん剤があるうちは、免疫治療の必要は無いと思います」
私:「抗がん剤と併用して、免疫治療をすると聞いていますが」
ピエール先生:「抗がん剤と一緒なら良いと思いますよ」
私:「先生から見ても元気そうに見えると思うのですが、免疫治療で通院する頃、
私の体調が悪くなる可能性があるらしいんです。
その場合、こちらの病院に入院するのが筋だと言われましたが、
そんな事が本当に可能なのでしょうか
ピエール先生:「出来ますよ」
私:「主治医からお手紙を貰って来たら良いのでしょうか
ピエール先生:「あなたは、新患ですか
私:「いいえ、馴染みの患者です」
ピエール先生:「お電話頂ければ、入院の手続きをしますから」
私:「ありがとうございます」


転院した患者であっても、快く入院させて頂ける事がわかった。
本来ならば、○○大学病院で治療を受けるのだから、
同じ病院に入院させて欲しいところだが、ベットの空きが無いのか、
それとも治験患者の扱いが別なのか入院させて頂けないらしい。
いざという時、サッと入院させてもらえる病院があることは心強い。
出来れば元気に通院して、入院の必要が無いのが理想。


私:「以前、胸の手術をした時の病理の結果と、
今回手術した脳腫瘍の結果とでは全く違うものになっていました。
神経内分泌細胞癌だそうです」
ピエール先生:「えっっ」 
私:「主治医は、変化したと言っていましたが、そんな事有り得るのでしょうか
ピエール先生:「分化は有り得ないので、多分最初から二つあったのだと思います。隠れていたんじゃないでしょうか」


PCを開いて調べだすピエール先生。


ピエール先生:「乳がんでは珍しいケースですね。全く無い訳ではありませんが」
私:「主治医も、同じようなことを言っていました。どんな癌なのでしょう
ピエール先生:「抗がん剤が効かないタイプの癌です」
私:「だから、主治医は免疫療法を勧めているのかもしれませんね。
先生でしたら、どんな治療をされますか
ピエール先生:「シスプラチンとイリノテカンの組み合わせです。
一番最初に治療した抗がん剤と同じ位か、それ以上に具合が悪くなります」
私:「あの時より更に具合が悪くなるのですか無理ですね」


今までで一番お話したような気がする。
ピエール先生との言葉のキャッチボール。
自分の手元を離れた患者という関係になり、気楽になられたのかも・・・


看護士さん達は、とても歓迎して下さり、お仕事を抜けて来てくれる方もいた。
それぞれ10分程のお喋り。
懐かしさもあって、嬉しくなった。
帰りは、エレベーターまで見送って頂く。


翌日は、PET検査。


検査後は、念願だったペコさんとのランチ。
初めてお会いしたが、彼女のブログに載っていた横顔の写真から
すぐに見つける事が出来た。
札幌在住の頃ではなく、十勝の実家へ帰ってからお会いすることになるとは。
とにかく、お会い出来て嬉しかった
厳しい状況であっても、決して諦めず突き進んでいるペコさん。
そんな彼女を目標に、自分も頑張れるところまでやってみよう。
新記録出せるかな

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
☆;:*:;☆;:*コン(★ゝω・)人(・ω・★)ニチハ*:;☆;:*:;☆

転勤前につっちー先生とお会に成られたり一年ぶりにピエール先生にお会になられて懐かしい思いをされた事でしょうね。
またPET検査後に念願でらしたペコさんとのランチはとっても嬉しかったと思います。
『厳しい状況であっても決して諦めず突き進んでいるペコさん。そんな彼女を目標に自分も頑張れるところまでやってみよう。』と思われる橘さんにきっと新記録が出せると思いますよ。
私もずっと応援させて頂きます。

こちら東京はもう直ぐ桜が開花する予報です。
そちらでは開花迄まだお時間が掛りそうですか?
春が来て桜が開花されましたら橘さんも楽しいお花見をなさって下さいね。
こころ
2010/03/22 13:40
こんにちは

コメントにお返事、ありがとうございます
こんなに嬉しいものなのですね

病院は違うんですよ〜。
最初は橘さんの病院から東の方にある病院でした。
が、最初から『取りきれない・治らない』と言われ…
急遽、札幌の病院に
今は手術を終えて、戻ってきています。
これからのことは今月末にまた札幌へ行って話し合いです。抗がん剤を札幌まで通いとなると…と、ちょっと悩んでいますが、元の病院にだけは戻りたくないのでこっちになるとしたら同じ病院になると思います

橘さんのブログから元気をもらったり、勉強になったりありがとうございます。
これからもお邪魔しま〜す









りんご
2010/03/22 15:36
こころさん、
いつもコメントありがとうございます
ずっと確認したいと思っていたことがハッキリしたと同時に、最後のご挨拶が出来て少し気持ちが落ち着きました。
でも、やはりお世話になった先生がいなくなるのは、寂しいですね
検査のため札幌へ行って来ましたが、ピエール先生から専門的なお話をお聞きしたり、ペコさんにお会いして治療に対して前向きな姿勢を学んだりと盛り沢山な時間を過ごし、とても満足しています。
貴重なひとときでした
その時々で迷ったり不安になったりと心がうつろいますが、挫けずに前を向いて進んで行こうと思います。
道内の桜は、例年通りであれば5月中旬頃が見ごろ。美味しい物を頂きながら、のんびりと花見をしたいものです
橘椿
2010/03/23 17:47
りんごさん、いらっしゃいませ〜
手術は、札幌でされたとか・・・
色々と大変でしたね。
医師の言葉で更に不安になったりもしますし、精神的にもお疲れのことでしょう
抗がん剤治療は、血液検査などの関係もあって、結局毎週通院になると思うので、体力的にも難しい気がします。
同じ病院で治療することになったら、お会いすることもあるかもしれませんね
もし転院が決まった際には、お知らせ下さい
橘椿
2010/03/23 18:03
橘さん、検査や通院、お疲れ様でした。
ドクターとのお別れは、寂しいですね。
でも、沢山の良い先生や、ナースに囲まれている橘さんはやっぱり魅力ある方なんだなーと思います
ジェムザールが始まって、副作用があまりきつくないということを聞いてほっとしました。ファイヤーを見て、橘さんの、穏やかな中にも強い意志を感じて心打たれました。札幌で、同病の方をお会いしたことも、きっとエネルギーになっていますよね!
今度のお薬がよく効きます事を私も祈ってますね
りら
URL
2010/03/24 15:16
橘さん、こんにちは〜〜こちらは、そろそろ春めいてきましたが、十勝はまだ寒いんでしょうね〜〜 いつも詳しく「おまけ編」を更新して下さり有難うございます〜〜。

体調は如何でしょうか??とってもお元気そうな感じがしていますが〜。橘さんがお元気でいらっしゃる事は、私達仲間もみんなとっても嬉しいです

札幌でペコさんとお会いされたのですか〜。私も「月間宝島」を購入してペコさんを拝見させていただきましたが、すごく力強さを感じましたよ〜〜。

ペコさんはじめ、皆さんも頑張って治療されていらっしゃいます。私も、橘さんと共に、頑張っていきたいと、今回強く思いましたよ〜〜

免疫療法の件、上手くいくと良いですね〜〜。ちょっとの可能性であったとしても、私達にはそれに賭けてみたい気持ちになりますもんね。

十勝の春はいつ頃でしょうか…。どうぞ、お風邪に注意されて、お元気にお過ごし下さいね
こぶくろ
2010/03/24 18:59
いつも、明るく前向きでいらっしゃる椿さん、尊敬しております。
今回も、ひたむきに病いと向き合ってらっしゃるお姿に、私も自分の持病に負けないで乗り越えようと励まされる思いです。
ペコさんと共に、大記録間違いなし!!です。
これからいい季節ですね♪十勝の春、満喫できますように
meru
2010/03/25 11:24
りらさん、こんにちは〜
春は、別れの季節
親しくしていた先生が去られることは寂しいですが、そこからまた新しい人脈が出来る訳ですし喜ばしいことなのでしょうね
あのクールなピエール先生と、珍しく上手くコミュニケーションが取れたような気がして嬉しかったです。色々と抗がん剤のお話も聞けましたし。
言葉は選んでも、ハッキリと事実をお話下さるので、患者としてもある意味スッキリ
ジェムザールが効いて、誰もが驚くほど元気になれたらと思います。
橘椿
2010/03/25 17:34
こぶくろさん、こんにちは
月刊宝島を購入されたとか。
実は、私はまだなんです
気になっているのですが、時間がある時にまとめ読みしようと思っています。
やはり、元気をもらうことが出来たのですね。
治療を続ける為にも、気力が大切。
同病の仲間から元気をもらうと、不思議と頑張れますよね。私だって〜という感じで。
春は、誕生月もあり、私にとって一年の中でもエネルギッシュになれる時。
何とか乗り越えて、後で今のことを笑って話すことが出来たらと思っています
橘椿
2010/03/25 17:47
meruさん、体調は如何ですか
いつも応援ありがとうございます。
先生達からお話を聞く度に驚いていますが、立ち止まる訳にも行かず前へ前へと進んでいます可能性は未知ですし、諦めたらそこで終わりですからね。
ペコさんにお会いして、私も頑張ろうという気持ちになれました。また、是非お会いしたいな〜と思っています
今年は、久しぶりに桜並木を
見に行きたいですね
橘椿
2010/03/25 18:02
バッグ http://vintageguccihandbags1.tumblr.com/
vxmyjig
URL
2014/02/09 23:19

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